最近はビジネスシーンでも見かける機会がとっても増えているビジネスリュック。服装もスーツではなくオフィスカジュアルが増えてきているのも一因だと思います。
サラリーマン歴10年以上の私もかれこれ1年以上前からビジネスリュックを使いだして、もうやみつきになってしまいました。そんな魅力たっぷりなビジネスリュックについて、選ぶ時にはどういう所を気にしたら良いかというポイントを書いていきます。
ビジネスリュック 選ぶポイント
1way, 2way, 3way
こちらはリュックと手持ちの2wayタイプ
ビジネスリュックの1way, 2way, 3wayについてですが、1wayは普通に背負えるだけのリュック、2wayはリュックと手持ち、3wayはリュックと手持ちに加えて普通のビジネスバッグのように肩掛けも出来るタイプを指します。大体のリュックは手持ちも出来るようになっているので2wayタイプが多いでしょう。
用途によるのですが営業等で客先に行くことも多い方の場合は、肩掛けも出来て普通のビジネスバッグのように見える3wayタイプが無難でしょう。移動中はリュックとして背負えるので両手がフリーになり電話なども容易にできます。
リュック・手持ち・肩掛けが出来る3wayタイプ
通勤用などお客様先に営業に行くとかではなく普段使いメインの場合はノーマルのリュックかリュック&手持ちの2wayタイプがおすすめです。満員電車でも邪魔になりにくい薄めのビジネスリュックも2wayタイプが多いです。
ビジネスシーンにマッチするデザイン
INCASEのシンプルなビジネスリュック Reform Backpack 13″
ビジネスリュックを探されてる方はビジネスシーンでも使いたい、またはスーツやオフィスカジュアルな服装に合うリュックを探してるという事だと思います。
シンプルでスーツやオフィスカジュアルに合わせても違和感の無いもの、カジュアルすぎない形状ものを選ぶと良いでしょう。スクエア型に近いほうがビジネスシーンにマッチしやすいかと思います。
ビジネスシーンでの印象値はとても大切です。背負って行ったリュックのデザインがカジュアルすぎて年配の決裁者の方に良く思われないなどがあってしまうとビジネスシーンでは致命傷となります。用途や商談先に合わせて適切なものを選びましょう。
ビジネスバッグのカラー
カラーについてはブラックが最もおすすめです。何より無難だからというのが一番のおすすめポイントではあります。他のカラーとしては、グレーとネイビーも良いと思います。あくまでビジネスシーンを想定して馴染む色や目立ちすぎない色という事で「ブラック・グレー・ネイビー」の3色が良いでしょう。
リュックの厚みと収納容量
リュックの厚みについては、厚みは出るけど容量がたくさん入る大容量タイプと、収納容量は多くないけど薄型でスタイリッシュに見える薄型・薄マチのタイプの2種類です。ビジネスシーンでも出張などで使う場合は大容量、普段の通勤メインで荷物が少ない方は薄型・薄マチタイプとご自身の使用シーンで変わってくると思います。
容量がたくさん入る大容量タイプ
ビジネスシーンで普段から持ち歩く資料や荷物が多い方、大は小を兼ねるという事で大き目のものが好みの方は大容量タイプの選択になるかと思います。
スタイリッシュな薄型タイプ
ビジネスシーンでもあまり持ち歩く荷物が多くない方、メイン用途が通勤用途でお財布や本程度しか持ち歩かないので大きいリュックは要らないという方はこちらの薄型タイプを選択する事になるでしょう。
都内で毎日満員電車を体験してる私としては、「薄型・薄マチ」と呼ばれている厚みが薄めのリュックが望ましいです。満員電車に乗るときは後ろに背負っていると邪魔になってしまうので、手持ちにするか前に抱きかかえるようにしましょう。
リュックによってはマチが付いているものもあります。普段はスリム、たくさん収納したい時はマチを拡張して収納力を増やせるタイプもあります。
ノートパソコン収納スペースの有無
ビジネスシーンの商談や打ち合わせでも今やほとんどのビジネスパーソンがノートパソコンを持ち歩いて使用しています。ビジネスリュックの中にはノートパソコン収納スペースがきちんと区切られているものも多々あります。
収納スペースが用意されているだけで満足してはいけません。大事なノートパソコンをしっかり守れるように収納スペース部にクッション素材が使われているかも注目してください。
都内満員電車だとぎゅうぎゅうに詰め込まれて押されたりするので、ビジネスリュックの中もかなり負荷がかかります。そんなシチュエーションでノートパソコン収納スペースにクッション素材が使われているといないとではリスクがだいぶ違ってきます。
お気に入りのビジネスリュックを見つけてノートパソコンの収納スペースが無かった場合は別途ノートパソコン用のインナーケースを用意しましょう。おすすめのインナーケースについては下記の記事をご参考に
Surface Laptop 3に“超絶”おすすめのインナーケース
ちなみにノートパソコンのサイズで多いのは13.3型が多いです。ビジネスシーンでも多く利用されているMacBook Proも13.3型です。ちなみにSurface Pro6は12.3型。ほとんどのビジネスリュックは対応していると思いますが一応サイズ確認はしてください。
ビジネスリュックの素材
素材選びは重要です。ビジネスリュックの素材に求められているものは、ビジネスシーンで通用する素材感・軽さ・タフさ・防水(撥水)性などがあげられます。
カジュアルすぎる素材やカラーだとビジネスシーンで浮いてしまいます。持ち物でマイナスイメージが付いてしまうと非常にもったいないのでビジネスシーンにマッチするものを選択しましょう。
急な天候の変化で雨に打たれてしまう事もあるかと思います。多少の雨でリュックの内部に浸水してしまうとビジネス資料やノートパソコンが濡れてしまうかもしれないので出来るだけ浸水対策の出来ているものを選びましょう。撥水加工された表面素材を使っているビジネスリュックも多数あります。
通常ファスナーor止水ファスナー
雨が降った時にバッグの中に水が入ってしまう事がありますが、それはファスナー部分から浸水しているケースが多々あります。ファスナー部分も止水ファスナーを使っているものも増えてきていますので選択出来るのであれば止水ファスナーを採用しているビジネスリュックを選ぶと良いでしょう。
ポケットなどの機能性
ビジネスリュックのポケットはとっても重要!お財布、定期、スマホなどを必要な時にスムーズに出せるといいですよね。
ビジネスリュックに入れる荷物をイメージしながら外側のポケット・内側のポケットそれぞれ確認してみてください。
ポケットがいくつあるか、自分の収納したいものが効率的に収納出来るか、各ポケットにアクセスしやすい構造かを気にして選ぶと良いでしょう。パソコンの取り出しやすい構造になっているかも見るポイントとして良いと思います。商談後もスムーズに帰り支度が出来るとスマートに見えます。
最近はビジネスリュックの外側にUSBポートが付いているモデルも登場しています。リュック内部へモバイルバッテリーを入れておく事により、リュックを開ける事なくスマホの充電が簡単に出来るという仕組みです。
機内持ち込みサイズ
ビジネスシーンで出張になるケースもあるかと思います。飛行機で移動する出張の場合、手荷物を預けてしまうと受け取りに時間がかかり時間のロスに繋がります。機内持ち込み可能なサイズの場合は機内へ持ち込んで航空機内でもパソコン作業をする事が出来ます。
現地到着後は荷物の受け取り時間も気にせずスムーズに移動する事が出来ます。出張先ではわずかな時間も大事だと思いますので出来るだけ機内持ち込みサイズに収まっているビジネスリュックを選びましょう。
100席以上の航空機に持ち込み可能サイズ
3辺の合計が115cm以内 ※付属品(キャスター・ハンドル等)を含む。となっています。
価格帯
私がビジネスリュックを色々調査している経験上、大きく分けて4種類です。
①1万円以下
価格も安く買いやすいのが特徴です。ノーブランドでも安くても良いものもたくさんあります。ブランドの冠がついているものはあまりこの価格帯では買えません。
②2万円くらい
ザ・ノースフェイスの人気ビジネスリュックもこのあたりの価格帯です。2万円くらいになるとブランドバッグの選択幅が広がります。
③5万円くらい
ポーターの3wayビジネスリュックなどもこのあたりです。かなりハイブランドに近いブランドも買えますしほとんどはこのライン迄に十分収まると思います。
④10万円くらい
Felisiなどのハイブランドはこのライン。この価格帯は機能性というよりはブランドに価値を感じる場合に検討するところかと思います。ほぼ毎日のように使うものなので好きなブランドであれば検討の価値はあるかと思います。
おすすめブランド
ビジネスリュックのブランドについてですが、ノーブランドでも高機能なものもたくさんあります。ブランドものだとトゥミのようなハイブランド、定番のポーター、ビジネスバッグでもかなり人気があるザ・ノースフェイスや少しカジュアル寄りで洒落ているオロビアンコなどビジネス用途に寄り添ったビジネスバッグを作っているブランドも多数あります。代表的なおすすめブランドとその特徴やおすすめポイントを紹介します。
ザ・ノースフェイス(THE NORTH FACE)
1966年にアメリカで創業され幅広い層に支持されているアウトドアブランドのTHE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)。落ち着いたデザインのビジネスバッグやビジネスリュックも販売しており機能性とデザイン性を兼ね備えたバッグに仕上がっています。
サムソナイト(Samsonite)
1910年にアメリカで創業したサムソナイト。スーツケースやバッグ類などのトラベルアイテムを中心に革新的な技術、素材、デザインを兼ね備えた老舗旅行カバンブランドです。
近年、ビジネスバッグやビジネスリュックにも注力していて高機能かつ高品質なバッグを多数発売しています。
インケース(Incase)
1997年にアメリカのサンフランシスコで設立。Apple社公認のiPhoneやiPad,MacBookなどの保護 ・持ち運びに適したバッグ&ケースを中心に展開しているブランド。MacBookを持ち運ぶのに最適なリュックも販売しており、シンプルかつ機能的なデザインでビジネスシーンにもマッチするビジネスリュックも人気。
最近はスタイリッシュで通勤電車でも邪魔になりにくい薄マチタイプも販売しています。レディースでも使えるユニセックスなデザインのバッグやリュックも多くあります。
トゥミ(TUMI)
1975年にアメリカのニュージャージー州サウスプレーンフィールドにてチャーリー・クリフォードによって設立。トゥミという社名の由来は、南米の青年平和部隊のボランティア活動に
参加した創業者のチャーリー・クリフォードが、ペルーの偶像「トゥミ」にちなんで名づけたことに始まります。
1980年代に発表したソフトで機能性に優れた黒一色の革新的なバリスティックナイロン製が有名です。ビジネスバッグ・ビジネスリュック・キャリーカートなどビジネスシーンで使用するカバンのハイブランドです。
ポーター(PORTER)
株式会社吉田(通常吉田かばん)が1962年に立ち上げたブランドがポーター(PORTER)。名前の由来はホテルでの鞄の運搬係のポーターからきています。
職人が丁寧に制作している日本製。カジュアルなラインが多めだがビジネスバッグも拡充しています。外観はシンプルですがポケットや内部に工夫があったりと日本人目線で設計されているのもポイント。価格帯としても高すぎないので手を出しやすいビジネスバッグになっています。
アークテリクス(ARC’TERYX)
1989年に、カナダで設立されロッククライミング、スキー、スノーボード、トレッキング、ハイキングに関連したアパレル、ギアを商品主力としているブランドです。
「地球上にある最高のマテリアル、最高の技術、そして革新的なデザインで商品を作り上げること」をコンセプトにしていてカジュアル寄りだがビジネスシーンでも使えるビジネスリュックを展開しています。
グレゴリー(GREGORY)
世界的なクライマーとして有名だったウェイン・グレゴリーが1977年にグレゴリー・マウンテン・プロダクツをアメリカのカリフォルニア州サンディエゴに設立。
アウトドア系のアイテムが中心でしたが最近はビジネスバッグやビジネスリュックの展開にも注力しています。価格帯的にも買いやすい部類に入ると思うので注目のブランドです。
オロビアンコ(Orobianco)
オロビアンコ(Orobianco)は1996年にイタリア・ミラノ近郊で創設されたバッグ発祥のブランドです。イタリアらしい鮮やかなカラー、自然で抜け感のあるフォルム、それでありながら実用性の高い製品は、ビジネスからプライベートシーンまで様々なスタイルを引き立ててくれます。
オロビアンコのバッグは、SHIPSほか様々なセレクトショップで取り扱われていて、高級ブランドにしてはリーズナブルな価格も人気の理由です。私も使ってましたがリモンタナイロンの生地も高級感があり満足度の高いビジネスバッグだと思います。
マンハッタンポーテージ(Manhattan Portage)
1983年にアメリカのニューヨークで創設。Manhattan PortageはCORDURAブランドのナイロンとDelrinの高品質なプラスチックバックルをメッセンジャー・バッグに採用した初の企業です。
バッグの使い勝手の良さと耐久性、そして適応能力が高いので創業から今にいたるまで世界中で愛用者も多いブランドとなっています。
マスターピース(master-piece)
1994年に日本で創業したメイドインジャパンバッグブランドのmaster- piece(マスターピース)。国内外からセレクトした強度、撥水性、軽量性にこだわった機能素材やオリジナルのパーツを使用し、異素材の組み合わせによる特徴のあるカラーリングをまとい、ユーティリティーに溢れるデザインと機能性を高い次元で融合したバッグです。
マムート(MAMMUT)
マムートは1862年にスイスで設立された登山用品製造のアウトドアブランドです。MAMMUT(マムート)はドイツ語で「マンモス」という意味です。
機能性&パフォーマンス性を持っていてアパレル、フットウェア、バックパック、クライミングハードウェア、アバランチセーフティなど様々な製品を製造しています。ビジネスシーンでも使用できるシンプルデザインなビジネスバッグもあります。世界の約40か国で展開されている信頼のある老舗ブランドです。
フェリージ(Felisi)
フェリージ(Felisi)は、1973年にイタリアで創業した鞄ブランド。上品なデザイン・生地にはリモンタ社のナイロンを採用・しっかりした縫製でビジネスバッグの中でも入ブランド寄りです。
日本ではフィーゴ社が商標権を保有し日本で代理店として売上げを伸ばしています。2005年10月、フィーゴ社はユナイテッドアローズに買収され子会社(連結子会社)となっています。
ブリーフケースタイプのバッグが多く基本肩掛けベルトがついてない手持ちのものばかりです。余計なものがない分、シンプルでカッコいいです。私も以前使ってましたが毎日所有欲を満たしてくれる相棒でした。
サンワダイレクト(SANWADIRECT)
パソコン周辺メーカーサンワサプライ直営店です。パソコン周辺メーカーの強みでビジネスバッグの中にクッション素材入りのパソコン収納スペースを用意しているバッグや、小物収納のポケットが多く整理しやすい多機能構造が特徴です。
価格帯的にも一万円を切るものが多いので選択肢として入れて置くと良いでしょう。
まとめ
ビジネスリュックを選ぶ上で大事なポイントを書きました。サラリーマン歴10年以上の私も最近はもっぱらビジネスリュックを背負って通勤しています。両手があきますし重さも手持ちよりはるかに軽く感じるしもう戻れないかもしれません。
こちらに書いたポイントはどれも自分がビジネスリュックを選ぶ時に気にするポイントになっているのできっと参考になるのではと思っています。みなさんもより良いビジネスリュックに巡り合えますように。
おすすめのビジネスリュックを知りたい方はこちらの記事もご参考に!
都内通勤ビジネスマンが本気で選ぶ!ビジネスリュックおすすめ12選